時間は19:20。
学生や会社員が帰路に立っている時間。
僕もその一人である。
僕の住んでいる街は東京都の中では田舎に該当する街ではあるのだけれども
ここは所謂ベッドタウンというところで
通勤時間および退勤時間は結構な人混みになる。
帰りの電車で揺られながら最寄り駅へ辿り着く。
人混みの階段を降りてリュックの中に手を突っ込みながら歩きつつ、財布を取り出して改札に出来ている長蛇の列に並ぶ。
「今日も一日疲れたなあ」
なんてそんなことを思いながらPASMOをタッチして改札を出た。
そして家路についたところ目の前のファミマで足を止める。
「夜ご飯を用意していてもコンビニを目にすると入ってしまう現象に名前をつけたいよな。」
なんて思いながらファミマに入る。
ウィーーーン。
扉が開くとファミマの例のBGMが僕を迎えてくれる。
とりあえずおにぎりコーナーを除くも別におにぎりが食べたいわけではないんだよな。
何故なら家に米はあるので。
そしてお菓子コーナーも見る。
今はスナック菓子の気分でもチョコレートの気分でもない。
ドリンクコーナーに立つ。
最近、飲み物も値上がりしたよな〜。
こんなんジュースばっかり飲んでられへんで。
ここでも僕は何も選ばない。
でも見るだけ見る。
では、僕がいつもコンビニに入って買ってしまうものは何なのだろうか?
店員「お客様、こちらのレジどうぞ〜」
僕「あ、すみません。スパイシーチキンとアメリカンドッグ1つずつ。あとレジ袋お願いします。」
店員「かしこまりました。少女お待ちくださいませ〜」
店員がホットスナックコーナーの方へ歩いていく。
そして手を消毒してからトングを持って、スパイシーチキンとアメリカンドッグを袋に入れていく。
その2つを持って店員がテクテクとレジに戻ってくる。
その姿がなんか可愛いくて目で追ってしまう。(キモ・オタク)
(この店員さん可愛いな)
身長は148センチぐらいといったところで
髪型はポニテで前髪の触角が特徴的な店員さんだった。
店員「お待たせしました。お会計313円でございます。」
僕はお財布から513円取り出して。
それをトレーに置く。
店員さんが200円を手渡しで渡そうとしてくる。
(あっ、トレーに置くタイプじゃなくて手渡し派の人なのね。)
僕は手のひらをそっと出す。
店員さんが僕に200円を渡そうとした時、
店員さんが100円をこぼしてしまう。
チャリーン。
店員さん「あっ。。すみません。」
(アザトカワイイ。)
僕「大丈夫でーす。」
これがBBAとか態度の悪い店員だと嫌な気持ちになるのかもしれないけども。
こういう時に可愛い店員さんだとなんかこう逆に嬉しい気持ちになるよね〜
なんてキモいことを考えつつ、お会計を終えて再び帰路に立つ。
そして歩きながらレジ袋の中から僕はそれを取り出す。
スパイシーチキン。
こいつはめちゃくちゃ美味しい。
名前の通り、スパイシーなコショウが効いてるチキンと肉汁が香ばしいチキン。
チキン界のtier1はケンタッキーだと思われがちだけど(データはないです)
僕の中ではケンタッキーとも肩を並べられる、或いはそれ以上の美味しさを誇るのがファミマのチキンだと思う。
レジ袋から取り出したスパイシーチキンの入った紙袋をちぎりスパイシーチキンをほうばる。
やっぱいつ食べても美味しいし
ほんと飽きないなこれ。
そんなことを思いながら食べ続ける。
ちなみに僕が子供の頃はこれが128円とかで買えたし
サイズも今よりも大きかった。
値段が上がっても良いから大きさだけはそのままにしてほしいと昔から思い続けていたのだが
残念ながら年々小さくなりつつ値段も上がるという1番嫌な事態となっているのが非常に悲しい。
そのうち300円でひと口サイズになってしまうんじゃないかと僕は懸念しているので
そういう意味でもスパイシーチキンは今の間にたくさん食べておきたい食べ物である。
さてと、スパイシーチキンを食べ終えた僕はもう一度
レジ袋の中に手を伸ばす。
そう、もう1人のあいつ。
アメリカンドッグを食べるために。
スパイシーチキンに敵わずとも、アメリカンドッグも僕の好きなコンビニホットスナックの1つである。
こちらも紙袋をちぎる。
そしてもう一度レジ袋の中に手を突っ込み、もう1人のあいつを探す。
そいつの名前はケチャップ&マスタード。
この2つのアクセントが揃った時、アメリカンドッグは本領を発揮するのである。
ガサゴソ、ガサゴソ、
ん?
ガサゴソ、ガサゴソ。
、
あれ?
ガサゴソ
僕はレジ袋の中をちゃんと目で確認する。
その中に見えるものは先程まで食べていたスパイシーチキンを包んでいた紙袋とたった今入れたアメリカンドッグの紙袋のみだった。
お、、
お前ーーー!
俺の楽しみにである。アメリカンドッグにケチャップ&マスタードをかけて食べるという行為を、、、
お前、、
アメリカンドッグにケチャップ&マスタードをつけないのは、、、、
お前、、、
林、、、
さっきの可愛い店員さんの名前林だったわ。。
林、、
お前、、、
ケチャップ&マスタードはつけろよ、、
いや、つけてくださいよ。。。
林さん。
そんな気持ちになった。
けど
まぁさっきの店員さん可愛いからいいや。
と、なりました。
いやー、こういう時、可愛いって得してるよね。
可愛いは正義だしさっきの小銭落とした時も可愛いから気にしなかったしさ。
僕も可愛くて許される人間になりたいな(オッサン)
なんて、そんなことを考えてた昨日の帰路でした。
ちなみに先週オタクと喋ってた時に
「小説を読む時にその描写が頭に浮かぶか」
或いは
「描写などは全く浮かばずただ文字列をひたすら読んでいるだけ」
みたいな会話をしたので
今回は僕の行動と心理的描写を意識した文章を書いてみたブログになってます。(何の報告?)
ところでアメリカンドッグで日本語訳すると
「西洋の犬」か「米国の犬」になると思ってるんだけど
実際のとこどうなの?
翻訳ガチ勢の方いたら教えてください。
(完)